ホリデー特急おくたま号

最終更新日 1998年11月16日

河之邊浩

国鉄185系電車を急行型電車と呼ぶかどうかは議論が分かれるところですが (ふつう呼ばないってば)、東海道本線の特急運用の間合いで普通運用にも入ることから、「普通型ではないか」という意見をもつ人さえいるくらいです ^_^; しかし、現実に153系や165系急行型電車の置き換えを目的とし、車体断面形状や走りのメカニズムを継承するどころか153系や165系電車との併結までできてしまったのですから、これを急行型電車のカテゴリーにいれないわけにはいきません。そういうわけで、私の独断と偏見で掲載してみます。しかも珍しい光景で。

田町電車区 C4 編成 1996/10/10 9078M

クハ
185-109

モハ
185-19

モハ
184-19

サハ
185-4

クハ
185-9

(1996年10月10日、奥多摩駅にて撮影)

このホリデー特急おくたま号ですが、 1996年の秋のシーズンに予定臨で新設されたものの、料金が高かったのか、アコモデーションが悪かったのか、ホリデー快速よりも鈍速だったのか、御岳で混雑して着席できない人が続出したのか、この頃の中央線の休日の夕方はダイヤが乱れて定時運行できなかったのか、このシーズン限りで運行は取り止めになってしまいました。下の時刻表を見ればわかるように、後続の1694Hの「ホリデー快速おくたま4号」が拝島で「ホリデー快速あきがわ4号」を併結したり停車駅もより多いのに、それよりも所用時間がかかるんですから。きっと山で遊んだ帰りはゆっくりすわって疲れを癒してという趣向なのでしょう。個人的にはあーだこーだ文句言いながらも楽しみながら乗っていたんですけどね。いざなくなってみると残念。

　　　 　 9078M 1694H
奥多摩 発　1600　1621
御　岳 〃　1617　1639
青　梅 〃　1633　1652
拝　島 〃　1651　1712
立　川 〃　1705　1722
三　鷹 〃   レ 　1734
新　宿 着　1730　1748
横　浜 〃　1802　====
大　船 〃　1821